Archive for the ‘フローリング’ Category

フローリングについて

2014-10-15

前回では畳のお話をさせていただきましたが、今回はリビングや洋室などの床によくつかわれるフローリングについてです。

木質の板ですが、表面は保護のためワックスなどを塗ったものが使われています。フローリングは合板フローリングといって複数の板を接着剤で貼り合わせた合板の上に薄板を貼り付けたもので、色や柄、厚みなど種類は多くあります。
フローリング
コストは色々ですが、温度や湿度の変化には強く耐久性・きずが付きにくいという特長もあるのですが、きずなどが付くと、補修がむずかしい事もあります。踏んだ時の足の感覚が若干かたくかんじます。一方よく聞かれると思いますが、無垢のフローリングは、天然木の木を1枚の板に加工したもので、合板フローリングにくらべると、価格が高いですが、自然の風合いや肌さわりは気持ちよく、アトピ-の方やアレルギ-の方には心配が少ない素材です。水などをこぼした時は早目にふきとらないと、シミや変色の原因になりやすく、メンテナンスが大変ですが、自然素材でできたワックスをこまめにぬる事で、汚れや傷が軽減されると思います

ワックス掛けの時は素材にもよりますので、施工店に相談される事をお勧めします。無垢の床は長年使うことで、自然の風合いを楽しむ事が出来ます。

私のお客様は、小さいお子さんがおられるので、ご自分でネットで検索をして
注文され、使用する㎡数をお伝えして、購入されました。いまでも大変気持ちよくつかわれておられます。合板フローリングも水分をきらいます。お手入れは、掃除機や乾いた雑巾でホコリや汚れを取る事をお勧めします。そして時にはワックス掛けをする事できずや汚れを守りましょう。しかしご家庭でのワックス掛けは、思いのほか大変です。家具の移動や乾燥までの時間がかかります

私は年に一度、専門のお掃除屋さんにお願いしていますが、住まいをながく大事に使っていこうとおもえば、メンテナンスも大切ですね。

マンションの床リノベーション時はマンション管理規約がありまして、遮音に関してLL-45・LL-40の遮音等級基準を満たしたフローリング材の使用が義務付けられています。基材の下にゴム・ウレタン等のクッション材を貼り付けたもので遮音フローリングといわれます。種類が多くないのですが、中古マンションリノベーションの時は色々な規約がありますので、事前に確認が必要です。住まいは安全・安心と楽しく住まうが大切です。住む人の暮らしを、これからもデザインしていきたいとおもいます。

畳(いぐさ)に魅せられて

2014-10-15

暑い夏が過ぎ去り9月に入ると少しは涼しくなるのでしょうか

7月・8月は猛暑日が続き熱中症で体調を悪くされた方もたくさんいらっしゃいました。そんな暑い毎日 少しでも涼しく過ごすための、色々な工夫をされていたのでしょう。最近少なくなってきました畳の部屋(いぐさ)の香り・足さわり・肌さわり・の感触に懐かしさを思うのはわたしだけでしょうか
畳

中古マンションリノベーションの時、あえて洋室を畳の部屋にされました。

一室を和室にして畳の部屋にされたお客様がいました。
新しい畳が敷かれた時、畳(いぐさ)の香りが部屋中にひろがり、何とも言えない心地良さを感じました。

畳は世界に類のない日本でつかわれる床材です。(いぐさ)を編み込んで出来た敷物で、畳縁とよばれる帯状の布を縫い付けるものと、縁の無い畳があります。たて・よこ 2対1の長方形一畳サイズと、これを半分にした正方形の半畳サイズの2種類があります。部屋寸法に合わせて生産されますが、

京間・中京間・江戸間・団地間の4種類があるようです

現代の畳に近くなったのは、平安時代からときいています。その当時は階級により大きさや縁の色が定められていたようです。

最近ではフローリングの上にラグマットとして敷かれるものが出ています

日本人はやはり畳が好きですね。(いぐさ)は汗などの湿気をとってくれて、いつも快適です。
又スポンジのような繊維が足に優しく保温性も抜群です。

マンションなどは気密性が高い為、カビ・ダニ・の発生も心配ですが、ダニ発生の条件は高温・多湿の環境下において餌になる(カビ・フケ・ホコリ)がダニ発生原因になります。畳目に掃除機をかけて、固く絞った雑巾で拭き、天気の良い日は窓を空けて、しっかり風を通して、換気を心掛けることで優しくすがすがしいかおりを保つ事が出来るとおもいます。決して畳の上にカーペットは敷かないで下さいね。



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